トルコ・アンタルヤ 弾丸観光

2/24はエストニアにしては珍しく独立記念日で祝日だったのでアンタルヤ(トルコ)に行ってきました。何故アンタルヤかというとタリンから直行便が出てる数少ない目的地だからです。

2/21 移動

金夜に移動を開始しました。既に羽田の次くらいには利用しているであろうタリン空港から出発です。毎回念の為といって2時間前とかには着くようにしているのですが、所詮神戸空港に毛が生えた程度の空港なので糞暇になることしかありません。

LCCクオリティ

フライトは4時間です。ギリギリ耐えられない程度の長さなので、電子書籍のハンターハンターをダウンロードして望みます。が!!!なんとダウンロードできておらず、機内で読むことができずに終わりました。これなら古本市場で読んだわ

衝撃的クソ空港

というわけでとりあえずアンタルヤ国際空港に到着です。この空港、地味に使ってきた中で史上最悪の空港かもしれません。万一次来る人のために攻略ガイドを残しておきます。

まずフラグシップキャリア(ターキッシュとか)はT1に着きます。その場合は問題ないのですが、問題は僕が使ったサンエクスプレスのようなLCCの場合です。この場合T2に着くのですが、こいつが成田のT3の9999999倍くらい醜悪な仕様になっています。基本的に市街地方面に向かう場合はトラムを使うのですが、そのトラムはT1からしか出ていません。そして、T2とT1間を繋ぐシャトル等はなく、徒歩移動も車道のみのトンネルに隔てられているため実質不可能です。

ではどう移動するのかというと、T2から出ている市街地行きのバスを直接使うしかありません。このバスは市街地経由で南と西に向かうものがそれぞれ二時間毎にしか出ておらず、バス停はロータリーを散々歩いたくっそわかりにくい端っこにあります。もちろんただのプラスチックの箱で、時刻表やどのバスが来るかなどという情報もありません。マジで狩られかけた

空港内部も最悪で、バーキンのワッパーは2000円、スタバのコーヒーは1000円、缶コーラは800円くらいします。さすがのタリン空港でもこの値段の60%くらいです。舐めてるのか

ホテルは西側なのですが、南側行きのバスしか来なかったため、市街地で乗り換えです。トルコのバスは大げさにジェスチャーしないと絶対に止まってくれません(一敗)。料金は空港バスで66トルコリラ(250円)、それ以外で33トルコリラでした。

エロありそうな見た目

宿はなんとオールインクルーシブです。酒は24時間飲み放題、飯も3食食い放題です。ローシーズンだったかクッソ安かったのでここにしました(航空券と合わせて400EURくらい)。

飲む

というわけで絶対に元を取るという強い信念のもと無理やり酒を飲んでいきます。

2/22 無

無事二日目です。この日はゆっくりすると決めていたのでほぼ何もしていません。ひたすら宿の飯と酒を胃にねじ込んでいきます。

ソフトドリンクも含まれている

副業先の仕事とかを片付けながら(給料正当受給者)、それでも暇すぎたので夕刻から軽く街に出ました。

アンタルヤは基本的に戦後開発されたらしいですが、城壁都市のような体をなしています。街自体はイスタンブールなんかと比べても相当きれいでゴミも穴もあまりありません。治安も良く、観光地化され尽くしているためか割と快適に観光することができます。深夜でもまあ大丈夫そうでしょう。

けどたまに街並みはアラブっぽくなります

うますぎる

オールインクルーシブとはいえ、流石に一回は食っとこうということでローカルのケバブ屋に来ました。トルコといえばということでアイランもつけました。アイラン、ヨーグルトに塩を入れたものでかなり賛否両論らしいのですが、僕は結構好きです。少なくともケバブには合う。セットで500円くらいでしたが、正直このケバブが旅行中一番美味い食事でした。やっぱなんでも本場で食うべきですね、舐めてました。

うまそうだし安い

にしてもトルコは外食文化が充実しています。至るところに飯屋があり、しかもどこも結構人が入っています。北ヨーロッパは特に外食文化に乏しいのでここは羨ましいですね。トルコに住んでたら全く自炊しなかったと思う。

2/23 パムッカレ

溢れるリゾート感 ただし気温は2度

今回の旅行は最近疲れ気味だったのでリフレッシュしたかったのですが、結局弾丸ツアーを入れてしまいました。

いわゆるオプショナルツアーで、GetYourGideとかで予約できるアレです。パムッカレは交通の便が死ぬほど悪く、公共交通機関でたどり着くのがほぼ不可能というのもあってツアーにしました。1日のツアーは結構日帰りでも頑張ってぶっ飛ばしてくれてガイドもついて料金も安いみたいなのが多いので、ちょっと外れにピンポイントに行きたいスポットがある場合や日程を持て余している場合は検討していいと思います。公共交通機関で行くよりはたいてい遥かに効率的です。

ただこの手のツアー、何かきな臭いな〜と前々から思っていたのですが、どうも予約プラットフォーム(GetYourGideとか)から現地の代理店、さらに代理店からツアー会社に委託するという孫受け構造のような形になっているようです。なんで恐らく同じパッケージで申し込んでも別のツアー会社に割り振られるとかがありえます。可能であれば現地のツアー会社に直接申し込むのが安全なのでしょうが、至難の業でしょう。ある程度バクチと思うしかないです、なのであんまりアレもこれもとオプションがついているよりは似たようなのなら最安で選ぶ戦略のほうが、恐らく代理店の違いで割り振られるツアー会社の候補は同じ気がするので良さそうです。

パムッカレまでは、3時間半程度で、送迎はホテルまで迎えに来てくれたので神でした。ツアー代は入場料とか全部合わせて1万くらい。

温泉

というわけで到着!(テンポの良いアニメ)

結構すごいです。湧き出て青くなっているのは温泉で浸かることも一応できます(くそぬるい)。パムッカレはがっかり遺産ということで実は逆に有名になってしまっているのですが、普通に規模がすごくて感動しました。

宣材写真
本物

まあ宣材写真は大詐欺ではあるんですけどね。実際にお湯があるのはほんの一角です。写真は30年前とからしいです。

別区画にあると思われがちなヒエロポリスは同一敷地内にあります。帝政ローマ時代は保養所として使われていたようです。ヨーロッパ人は歴史とか興味ないので(ヘイトスピーチ)遺跡側は空いていますがこっちも割と凄いですね。ローマの遺跡のすぐ下の地形が真っ白な石灰になっているのはロマンがあります。

2月ってアンタルヤに観光するには最低のシーズンだと思うのでわりとガラガラでしたが、ハイシーズンに来ると人がヤバそうです。10月とかが丁度いいんじゃないでしょうか。

昼飯

ちなみに昼飯も含まれていて、ビュッフェでした。悪くはないのですが、オールインクルーシブなので…普通にケバブとか食いたかったかも

勿論夕食もビュッフェ

夕飯時には間に合ったので、宿の飯と酒をもちろん掻き込みました。流石にこの日はクソ疲れた…ほぼ移動で寝てるだけのはずなんですけどね

最後の酒

2/24 帰る

朝の飛行機で帰ります。

オールインクルーシブ、酒飲み放題なのはマジで最高なのですが機会損失も割と大きいので、ガチガチのリゾート的なバカンスを取る以外はわざわざ選ばなくても良いかもしれません。少なくとも僕は市街のしょぼいホテルでローカルのケバブ屋で飯を食うほうが合っていたようです。けど今回は一泊5000円程度なので、費用対効果が高すぎるのでこれで良かったと思います。ツアー以外でほぼ金を使っておらず、トータルの出費も500EURちょいのはずです。たぶん1日平均10杯くらい飲んだ

一方で夏のビーチサイドでオールインクルーシブで1週間過ごすとかはマジで最高そうですね、その分クソみたいに高くなるんでしょうが…けどヨーロッパ的なバケーションの楽しみ方は寧ろこっちなのでしょう、美術館や史跡とかそれ系の場所に行くととたんに東アジア人率が上がるので観光の楽しみ方もカルチャーの違いとしてありそうです。

飛行機は4時間あり暇すぎるのでこのブログを書いています。

おわり