ばっくばっくばく〜ん(大号泣)
亜汁です。
2024年も終わりということで、”永遠”をテーマにブログを書いていきたいと思います。
情けない人生を送ってきた皆さんにとって、永遠とはネガティブなものなのではないのでしょうか?特にインターネットにおいては、デジタルタトゥーなんて言葉に形容されるように一度ネットの世界に存在したら最後、二度と消えることはないというようなイメージを持っている方は少なくないはずで、リテラシーの在り方としてはそうあるべきです。便器撫でちゃダメですよ。
一方で、ポジティブな側面、所謂資料としてのネット記事はどうでしょうか?これはもう現代でネット記事やサイトが永遠にサーバ上に保持される等考えている人の方が稀でしょう。しかし、これについえもかつてはそうでなかったはずです、特にまだ各種プロバイダがフリースペースを提供したいた頃(@niftyとかジオシティーズとか)、個人のネット資料は恣意的に消さない限り残ってしまう、というものだったはずです。
状況はYahooジオシティーズの閉鎖とInfoseekのWebホスティングサービスの終焉で変わります。このとき多くの個人ページが失われたことは記憶に新しいです。
別に特に当時のネット社会が良かった!とも思いませんが、現実問題PS2や昔のギャルゲの攻略をネットで探しても(嘗ては存在していた)目的の情報にたどり着かないことも多く、情報資源量が時系列的に単純減少していることは体感上も明らかです。となると結局書籍が良いのですが、ざわざわネットやゲームの事を残すくらいネットやゲームにどっぷりな人間ほど書籍というメディアを積極的には選ばないでしょう。
やや話が逸れますが、嘗て(2014年頃)自分は所謂ギャルゲーや昔のJRPGをよくプレイしていたタイプのオタクでした。所謂PSゲームアーカイブス世代なので同年代で高校生時代そんなようなプレイスタイルを(安いし)取っていた人は多いんじゃないかと思います。ギャルゲなんかもだいたいコンシューマ版があって投げ売られてましたし…最近はめっきり鳴りを潜めていましたがリメイク版ONE.をプレイしたことがきかっけで少し再燃状態になりつつあります。
その段階でいくつかネット文化、特にONE.関連で中々衝撃的な内容の”生き残り”ネット資料を発見したので、簡単に共有します。ネット創世記に興味ある人は結構マジで一度見たほうが良いです、僕は衝撃を受けました。
まずはこのホームページです、ここでは当時のメールマガジンや雑誌の切り抜き、更に当時の公式Webのスクショなんかが保管されてます。まあ読んでください。記事自体は最近書かれたようなのですが、如何せん貼られている資料の価値がヤバすぎます。ザウルスって知ってます?当時父親が持ってビジネス向け小型PCみたいなやつ(電話帳くらいしか機能ない)でKanonをプレイするみたいな話もあったようです。90年代のビジネスマンは奇跡くらい起こせないとやってけないのでしょう。
また、販売当時はエルフの”臭作”が圧倒的注目を集めていて、その下にWHITE ALBUMが来て、さらに下にONE.という話も現代の感覚からは想像が難しいリアルさがあります。人気が〜みたいな文脈から、臭作ですか、、、60年代にプログレッシヴロックが一斉を風靡していたという事実と同ベクトルの信じられなさがあります。やはりアングラ文化って界隈全員が逆張りすることろから始まるのでしょうかね。
又、98年のCCさくら放映当時の日記もあります。そんな長いものでもないのですが、当時の生活感がバリバリに伝わってきて凄いです。また意外にも硬派な展開に驚いているのもリアリティがあります。
https://fwhc6081.com/sakura/kaisetu.htm
GB版Piaキャロの記事もお勧めです。
https://fwhc6081.com/music/ni-053a.htm
リアルを生きることが現代でも求められますね。
話を戻すと、ONE.はどちらかというとカルト的人気だったようです。それもあってか、先述の通りここまで荒廃しきったネットでも割と90年代当時の感想記事を見つけることができます。面白いのがONEはリメイクも最近出てるのでここ数年のレビューと比較できる点です。
90年代系だとこのへんのサイトがお勧めです。注意ですがこのHPの記事はこれから書くことは当てはまりません、この記事は良質共にクオリティが段違いで高いと思います。
https://www5.big.or.jp/~seraph/zero/research.htm
まず比較して思うのは、(もちろん現代にまで残っているものはそういうものが残る生存バイアスはある)書き手のパッションが余りに違うことです。もちろん90年代が高いです。分量や語調からも明らかで、上述のブログなんかもそうですがそもそもモノを書くという行動自体にエネルギーが消費されていたように感じます。一方で内容は”消費者目線レビューブログという立ち位置としては全肯定的なものが目立つ気もします。まあ嫌いなものに熱入れて文書かないですしね、そういうものなのでしょう。
一方現代のレビューは所謂”冷笑系”ですが、やはり現代の感覚ですっと読めてそうだよなと思えるのも最近の記事のほうが多いです。昔の記事は昔の記事であるという理解も込みでは面白いのですがややついていけなくなることが(ONEのレビューに限らず)多いように感じます。
とはいえこのような白文テキストがズラッと並んでいるタイプの記事はなく、アマチュアユーザの魂の文章を目にする機会は減りましたね。この精神性のリスペクト自体は結構目にし、当時を模倣したデザインのページを目にすることは増えたのですが、実際に続いている例は少なく、やはり相当な精神力が求められるのでしょう。というかユーザ的にはそもそも色々な伝達手段がある中でわざわざ長文を書く選択肢を取る必要がないはずです。ただでさえ読まれませんから…
というわけで、インターネット、永遠、ないよ という話でした。
本当にそれで良いのでしょうか?
というわけで現在たまたま実家にいるため、大昔に使っていたWindows XP機を発掘しました。ここから化石を発掘し、残していきましょう。
このPCは俺が小学生2年生か3年生頃、即ち2003年前後に実家に配備され、所謂両親はIT無縁系だったので即陳ガキが占領することになりました。CPUはペンIII時代Celeon(無論シングルコア)でデフォルトRAMが256MBです。ペン4ですらないなんてことある???陳くん(たしか小5)で既に余りの低スペに痺れを切らしサンタさんにメモリ512MBをお願いして768MBに増設した過去を持ちます。かわいいですね。
まずアプリ一覧がヤバすぎます。foobarとかCraving Exploreとかマジで時代とともに消えましたよね。
しかし肝心のデータ系は一度リカバリしておりほぼ無いようです。データ類はWinXPで動かしたいから動かした、感のあるものが多いです。ですが最終起動日はそれでも2012年で、相当古いですが、、、
やはり当時最も使っていたのはJane Styleだったようです。TwitterはChromeプラグインでやってたっぽい。
使ってて思い出しましたがXP機はリビングにあったためリビングでJaneを使う用だった気がします。当時から松本人志とダークナイトが大好きで10年以上人としての成長がないことがよくわかります。格安Simの個スレに張り付きっぱなしだったりなのが妙に時代を感じます。
何故か保存してた画像もこれしか見つからず、前置きの割に大したものは見つかりませんでした。他にガラケーや最初のスマホも発掘しようとしましたが、現物を拝むことすら叶いませんでした…捨ててはないと思うのですがね、、、ローカルすらこのザマですからね、皆さんもブログは頑張ってメンテしましょうね。
結論:永遠ないよ
来年の抱負 勝つ
それでは皆さんよいお年を
おつるし